ご支援のお願い

　学校法人桜花学園は明治36 (1903)年に名古屋市内に大渓専（おおたに もはら）先生によって設置された桜花義会看病婦学校がその始まりです。

　2023年は創立120周年記念の年となります。現在の桜花学園は、桜花学園大学、名古屋短期大学、桜花学園高等学校、名古屋短期大学付属幼稚園に学生生徒が3000人余、園児300人余が集う学園に発展してまいりました｡これまで本学園を支えていただいた多くの皆様に、深く感謝いたします。

　明治のはじめ頃、宗教と教育が分離され、知識ばかりを詰め込む教育にかたむいていました。しかし真の教育とは、「心ある人間」の育成にあります。大地をしっかりと踏みしめて立つ人間、働くことに骨身を惜しまない人間、しかも女性は、いずれ妻となり母となったとき、家庭をあたたかくつつむ太陽のような存在でもあります。そういう心ある女性を養成したい、という大渓専先生の理想が、現在本学園の教育理念として「信念ある女性の育成」、「心を豊かにする教育（宗教教育）」として引き継がれ、「心豊かで、気品に富み、洗練された近代女性の育成」が学園の建学の精神として掲げられています。

　本学園で「いのち」の尊さと「こころ」の大切さを学んだ卒業生は、社会のあらゆる方面で活躍しています。

　この度、学園創立120周年にあたり、皆様からのご支援を賜りたく、寄付金募集をさせていただくことになりました。

　技術革新やグローバル化の一層の進展など刻々と変化するこれからの社会の中で、国際性や多様性などの社会から求められる様々な視点を取り入れながら、桜花学園はさらに発展してまいります。

　何卒、本学園の教育理念にご賛同いただき、皆様の格別のご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。