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新聞部が名古屋おもてなし武将隊を取材してきました
名古屋城に、“名古屋おもてなし武将隊”がいる!しかも400年の時を越えて蘇った本物の武将達 なのだ!そんな情報を入手した私達は、さっそく名古屋城へ行き、英雄・織田信長さんに突撃 インタビューをしてきました。
(名古屋おもてなし武将隊のHPはこちら)
「こんにちは」と私達が挨拶をすると、「声が小さい!!」と一喝。辺りには、一気に緊張感が漂い ます。やばい、斬られるかもしれない…。
(以下、新聞部をQ、織田信長さんをAとします。)
Q.なぜ400年後の今、復活したのですか?
A.昔は親が子を憎み、子が親を憎む時代じゃっただろう。今、平和な時代だから こそ、人の温もりの大切さを伝えたくて蘇ったのじゃ。
Q.明智光秀に一言お願いします。
A.なんでわしを殺した奴に一言言わねばならんのじゃ(笑)しいて言えば、あと2年 待って欲しかったのう。
Q.お市さんを浅井長政さんの所へお嫁に出した時の心境は?
A.寂しかった。本当に寂しかった。わしと市は仲良し兄妹じゃったからのう。浅井家 との関係を結ぶために妹を渡すのはつらかったのう。それに、浅井長政には最終 的に裏切られるしのう。
Q.昔の一日のスケジュールはどういったものでしたか?
A.時代によってわしのスケジュールは違うでなぁ。いつの時代がいいんじゃ。
Q.それでは、尾張を統一した頃…。
A.尾張を統一してからは、まず朝5時に起きてのう。6時にメシじゃな。7時からは 城下町まで馬を走らせたり、山へ行って鷹狩りをしておったなぁ。まぁ猿山などにも 行って、遊びながら体を鍛えておったわ。昔は、城主も強くなくてはならなかった。 家康なんかも剣が強かったんじゃぞ。今の、あの復活した家康はヘタクソじゃがな (笑)夜は、武田氏や上杉氏への文を書いておったなぁ。いつか2人と戦う日が くるとわかっていたからのお。
Q.400年前と比べて驚いたことは何ですか?
A.ケータイじゃな!昔は伝書鳩もあったのじゃが、伝書鳩に頼んでも「クルックー」 言うて帰ってこん時があるしな。便利になったわ。
Q.現在の、テレビやインターネットや携帯電話をどう思いますか?
A.便利!とにかく便利じゃ。すぐに色々な情報が手に入るのはいいのう。昔は、 情報が伝わるのが遅かった。誰々が死んだ、というのも何ヶ月も経ってから知る のじゃ。しかも風の噂でな(笑)
Q.今の女子高生をどう思いますか?またどうあってほしいですか?
A.イメージだと、自立心と責任感がないな。「ヤマトナデシコ」を忘れずに、一人の 男に尽くすどでかい心を持つ女でいてほしいのう。感謝の気持ちも忘れてはいかん!
Q.好みの女性のタイプは?
A.(即答で)おぬしじゃ!!(笑)(と部員を指す)見てくれじゃなくて、あ、おぬしの ことではないぞ、思いやりにあふれた女がいいのう。わしの最初の嫁候補だった キツノという女が理想じゃ。
Q.モテましたか?
A.当たり前じゃ。道を歩くとキャーキャー言われとったわ。
Q.ドラマや映画の信長役で一番うれしかったのは誰ですか?
A渡哲也殿じゃな。
Q.毎日“おもてなし”をしているのですか?
A.土日は、皆で演舞を披露していて、平日は誰かが名古屋城におる。おもてなし の気持ちは24時間持っておるぞ。
Q.ちなみに、絡むことの多い“はち丸”をどう思いますか?
A.はち丸のう…。かわいいやつじゃ。日によって大きさが違うがの(笑)わしは 気に入っとるが、あいつは家康を尊敬しておるらしいわ。
Q.では最後に、現在の私たちに伝えたいことは何ですか?
A.昔は、親・兄弟を憎み合う世界じゃった。そんな世界は寂しいのう。まわりの人間 に感謝して、足元をじっくり見てほしい。心の優しい日本人と言われるようになり たいのう。
信長さんは、にこやかに、優しくインタビューに答えてくださいました。すごくおもしろくてカッコいい! 一気に大ファンになってしまいました。皆さんも、ぜひ名古屋城に行って本物の信長さんに会って ほしいと思います。
しかしここで、私たちは一つの疑問を持ちました。そもそも、「名古屋おもてなし武将隊」とは何 なのか?どうしてこのようなものができたのか??私たちは取材を続行し、名古屋市市民経済 局文化観光部観光推進室の方に、舞台裏をお聞きすることができました。 (以下、新聞部をQ、観光推進室の方をAとします。)
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
Q.「名古屋おもてなし武将隊」はどこが主催しているのですか?
A.名古屋市の事業です。
Q.どうして「名古屋おもてなし武将隊」を作ったのですか?
A.名古屋城開府400年にあわせて、名古屋の歴史的な魅力を発信するとともに、観光客の皆さま へのおもてなしの充実を図るため、ゆかりの武将にちなんだ「おもてなし隊」を結成しようと考え ました。
Q.どのような基準で採用したのですか?
A.名古屋の魅力を全国に発信し、多くの観光客に訪れていただきたいというやる気のある方を採用 しました。
Q.考案してから実行までの期間はどれくらいですか?
A.三か月程度です。
Q.反対されませんでしたか?
A.反対はありませんでした。
Q.一番大変だったことは何ですか?
A.結成式(11月3日)まで時間がないなかで、お客様に喜んでいただける「おもてなし」や「演武」を つくることです。
Q.一番心配だったことは何ですか?
A.予想以上に好評で大変うれしく思っていますが、武将隊をはじめスタッフの皆さんの体調などが 心配です。
Q.名古屋城の来場者数は伸びましたか?
A.昨年と比較して、2割程度増えています。
Q.経済効果はどのくらいありましたか?
A.現在、積算中です。
Q.演武をさせようと思ったのはなぜですか?
A.首都圏などで実施する観光PRイベントや、名古屋城でのおもてなしの一環として、インパクトの あるPRをしたいと考えたからです。
Q.武将さんたちの今後をどう考えていますか。サポートする予定ですか?
A.名古屋おもてなし武将隊は、「ふるさと雇用再生事業」として実施しているもので、継続的な雇用 創出や地域の活性化を目的としています。名古屋の観光を継続的に活性化できるよう取り組んで いきたいと考えています。
Q.ありがとうございました!
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
名古屋市の観光PRとして企画された「名古屋おもてなし武将隊」。現在、武将ブームということも あって、各地で同じような企画がありますが、名古屋が発祥だと思うとなんだかうれしいですね! しかも、雇用対策の一環として作られたというのですから、奥が深い。これからも、ますます武将 隊の活躍が期待されます。
以上、新聞部でした!
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