「おぉロミオ」。演劇部と言えば，みんながこう言う。しかし演じるだけが演劇部じゃナイのだ。発声・体力づくり・柔軟・寸劇・エチュード。日頃の基礎練習が最高の演技を作りだす。演劇部は，桜花祭・合同発表会・地区大会と年3回の舞台に立つ。いつものほほんとしている私達と気がきくがんばり屋の後輩達と仲良く練習している。なぜかいつも笑い声が絶えないのだ。しかし本番前となると，キャストとスタッフは助け合いながら最高の舞台にしようと全員一丸となってがんばるのだ。キャストは，台本の登場人物になりきる中にも自分らしい所は大切にしながらがんばっている。スタッフは，演出・舞監・照明・音響・衣装・メイク・大道具とそれぞれ自分の力を最大限に発揮する。そして，完全と言えなくても自分達らしく力の限り本番に挑む。
舞台に立っている時，意外にも客席の様子はよくわかる。緊張のあまり，声がふるえてしまったり，頭の中が真っ白になる時だってある。舞台裏でも，まちがえて音をかけてしまったり，大道具が壊れてしまったり，時間がなくすべてメイクできなかったり，ハプニングはいつどこで起こるかわからない。だからこそ，演劇はやめられないのだ。失敗してくやし涙を流しても，納得いかなくても，みんなで何か一つのものを作り上げていくことはすばらしいことだ。引退していった先輩方は「この部活に入って良かった。」とおっしゃっていた。私も演劇部を誇りに思う。これからも最高の舞台にしていきたい。 |
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